第59回 相談実録⑥ W美さん(40代)の倍率10倍を突破!転職ストーリー
再び動き出す――キャリアの節目での決断
W美さんが最初にワークサポート三条を訪れたのは、今から7年ほど前、結婚退職を経て再就職を希望したときのことでした。
面接対策を行い、見事に採用を勝ち取った彼女。その後も経験を重ね、ここ5年間は公共団体の契約職員として勤務してきました。
この春、その契約期間が満了を迎えることになり、「これまでの経験を生かして、次のステージに進みたい」と再び相談室を訪れました。
書類に“盛らない”という選択
今回の転職活動に向けては、履歴書、エントリーシート、作文といった各種書類の添削をリモートで3往復以上やり取りしながら進めました。
「キラキラした人が応募してくる職場だと思って、自分もそういうエピソードを書いた方がいいのかと思ったんです。でも、実績に基づいた内容でいいと止めてもらえたんです」
見せかけで飾るより、自分の積み上げてきた経験や事実に即した記述のほうが、信頼性も説得力もある。そう気づかされた彼女は、作文にも率直で具体的な内容を書き綴っていきました。
「原稿に容赦なく添削を入れてもらって、何度も書き直しました」と笑うW美さん。しかしその努力は実を結び、倍率約10倍という狭き門を突破して、第一志望の団体から内定を獲得することができました。
採用前から安心感――不安が希望に変わった瞬間
内定後、勤務開始前にも関わらず、歓迎会に招かれたW美さん。そこで前任者と直接話す機会があり、仕事内容や契約延長の可能性などについて情報を得たことで、大きな安心感を得られたと話します。
「英語力や海外とのやり取りの経験が生かせる職場なので、本当にうれしいです。自分カラーが強い方なので、今後は周りの雰囲気を見ながらがんばりたいと思っています」
誰にでもチャンスはある――迷ったら相談してみて
「まさか第一志望に受かるとは思っていませんでした。本当に信じられないです」
そう語るW美さんが、転職活動の中で大切だと感じたのは「書類に面接で答えられないようなことは書かない」「遠慮せずに何でも相談する」という姿勢でした。
「一人で悩んでいたら、応募すらしなかったかもしれません。思い切ってワークサポートに相談して本当によかったです」
採用が決まったあと、感謝の気持ちを込めて2回も相談室に足を運んでくださったW美さん。今後も自分らしくキャリアを築きながら、周囲との調和も大切にして働いていかれることでしょう。
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