第54回　2024年10月～ここが変わった！求職活動で知っておきたい3つのこと

2024年10月から求職活動に関わることが3つ変わりました。

1．最低賃金（1時間の労働賃金）

最低賃金は毎年10月に見直されます。
先月までは931円でしたが、54円アップし985円になりました！
史上最高の上げ幅だそうです。
これからパートや派遣などを検討している方は、求人の時給がこの金額以上になっているかチェックしましょう。

2．郵便料金

応募書類の郵送に関係してくるのが郵便料金です。
郵便料金が改定され値上がりしました。
【例えば】
角2封筒＋紹介状＋履歴書＋職務経歴書（2枚）＋添え状＋クリアファイル＝　約70ｇ

先月までは、140円（100ｇまで同料金）
今月からは、180円（100ｇまで同料金）になりました。

料金不足で戻ってくるリスクがあるので、郵送料金はあやふやなまま送るのはNGです。
不明なときは必ず郵便局窓口で確認しましょう。

3．「社会保険適用拡大」の条件の従業員数

2016年9月までは、社会保険（健康保険・厚生年金保険）に加入するのは年収130万以上となっていました。
しかし、厚生労働省による社会保険適用拡大が同年10月からはじまり、5つの条件がそろうと年収106万以上で社会保険に加入することになりました。
俗にいう「年収の壁」に106万のラインが加わったということです。
5つの条件とは、
①週の勤務時間が20時間以上
②給与が月額88,000円以上
③2ヶ月を超えて働く予定がある
④学生ではない
あともう一つ
⑤従業員数が○○人以上
（ここでいう従業員数とはすでに社会保険に加入している人数のこと）
この従業員数が、段階を経て下記のように変わってきました。

2016年10月～501人以上
2022年10月～101人以上

そして、2024年10月～は、51人以上となりました。
つまり、会社全体の従業員の中で51人以上が社会保険に加入している企業に入社すると、年収106万以上で社会保険加入の対象になります。
扶養内で働きたい、または社会保険に加入したいなど働き方を考える際必要な情報になります。

以上、知っておいてほしい3つのことをお伝えしました。
扶養内外の働き方に迷っている方、求職活動の中で不安や悩みがある方、ぜひワークサポート三条にご相談ください。扶養の関わる年収の壁についてもわかりやすく説明しています。問題を整理し、よりよい方向を一緒に考えましょう！