第38回 ジョブ・カード活用方法 その2(2/4)職務経歴シートの書き方
今回は、職務経歴シートの書き方を説明します。
このシートは、これまで経験してきた仕事の棚卸ができるようになっています。
①どこに | 働いていた場所を「正式名称」で書く。(株)(有)など省略形にしない。 |
②いつからいつまで どれくらいの期間 |
年号は西暦か和暦かどちらかにまとめる。 〇年〇ヶ月と期間を書く。 |
③どういう雇用形態で | 正社員、正職員、アルバイト、パート、契約社員、派遣社員など (職員:一般企業以外の法人、学校や国、公共団体で働いている人) |
④どのような仕事内容で | やっていた仕事内容を書く。箇条書きでOK。 |
⑤どんなふうに仕事をしてきたか | 心掛けたこと・大事にしていたこと・工夫したこと・頑張って乗り越えたこと・ほめられたこと・成長したことなどを書き出す。 |
①~⑤すべてを整理しておくことで、応募書類の作成や面接対策がスムーズになります。
⑤の欄には単に知識や技能を記載するだけではなく、上記の見本のように、倉庫作業する際に何を重要視して行動していたのか、介護する際利用者への声掛けをどのような思いでしていたのかなど、仕事への姿勢を入れて書くことをお勧めします。
なぜなら、面接時に「何を心掛けて職務にあたっていましたか」「どんなことを大事にしていましたか」などと聞かれても答えることができるようになるからです。
【他の職種の場合】
◆コンビニのレジ対応の場合
お客様の不便さを軽減するために、商品と備品(お弁当とお箸など)がバラバラにならないようテープで留めていた。
◆配送業務の場合
配送の延着でお客様をお待たせしないよう、住所や道路状況のリアルタイムな情報をスマートフォンやナビで調べ、優先順位を考えて行動していた。
ジョブ・カードは、基本的には人に見せたり、どこかに提出したりすることはありません。
(一部の求人や訓練申込みの際に提出することがあります。)
文章をカッコよく書こうとか綺麗にまとめようとか思わなくてもOKです。
応募書類作成や面接対策のための材料と考えて、気楽に作ってみてください。
次回、「ジョブ・カード活用方法 その3」では、【免許資格シート】及び【学歴・訓練歴シート】について説明いたします。
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