第39回 ジョブ・カード活用方法 その3(3/4)「免許・資格シート」と「学習歴・訓練歴シート」の書き方

今回は、職業能力証明の「免許・資格シート」と「学習歴・訓練歴シート」の書き方について説明していきます。

職業能力証明(免許・資格シート)

このシートの目的は、頑張って取得した資格や免許の整理です。

①どんな名称か 免許・資格を「正式名称」で書く。
②いつ発行されたか 西暦か和暦かどちらかにまとめる(ジョブ・カード全体で統一)。
③どこが発行したのか 免許・資格を発行または認定した機関名を書く。
例)新潟県で自動車の運転免許を取得した場合
自動車学校名ではなく、発行した新潟県公安委員会を書く。
④どのような内容か 他者に伝える際に説明しやすいように要約して書く。
自動車運転免許については記入不要。

④に簡潔にまとめておくことで、面接で「この資格はどういうものですか?」と聞かれたとき、焦らずに返答できるようになります。

職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート

このシートの目的は、学生生活や職業訓練で学んできたことの棚卸です。
中学卒業の記録から書くことができます。高校、高専を卒業の方、高卒認定資格を取得されている方は中学卒業は省略してかまいません。中退した学校も記入できます。

⑤いつからいつまで 西暦か和暦かどちらかにまとめる(ジョブ・カード全体で統一)。
⑥どこで 学校名を「正式名称」で書く。訓練名を正確に書く。
⑦どんな科目で ○○科など進学した際に専攻した科目を書く。
⑧どんなふうに過ごしてきたか 学んだこと、心掛けたこと・大事にしていたこと・工夫したこと・頑張って乗り越えたこと・ほめられたこと・成長したことなどを書き出す。

⑧の内容等は、「~を学んだ」だけではなく、行動する際の自分のやり方や考え方、思いを書くことをおおすすめします。
職業能力は、仕事だけで身に付いたものではありません。学生時代に行っていた活動が、今持っている職業能力につながっていることが多くあります。
例えば、
「授業中にわからないことがあったら、終了後先生に確認し理解するよう心掛けていた。」という内容は

質問するときは、漠然と聞くのではなく、何がわからないのか明確にした上で確認する。
また、不明なところを後回しにせず最短で解決しようと努力できる。

ということが言えます。

上記のように、学生時代に何気なく行っていたことが、現在の強みや行動姿勢につながっているとわかります。
学生の時期から日がたっていて思い出しにくいかもしれませんが、どんなふうに過ごしてきたかぜひ振り返って書いてみてください。

次回、「ジョブ・カード活用方法 その4」では、【キャリアプランシート】について説明いたします。

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