第58回 履歴書の選び方
履歴書って種類があるの?
市販されている履歴書は大きく分けて、「一般用」と「パート・アルバイト用」の2つです。
それぞれ記入欄の数やスペースなどに違いがありますので、自身の状況や応募する内容に合わせて選ぶ必要があります。
また、応募先の企業や機関によって指定の様式の履歴書が用意されている場合があります。応募要項をよく確認しておきましょう。
市販のものだけでなく、厚生労働省を含めweb上に無料のテンプレートがたくさんありますので、ダウンロードして使うことができます。
【一般用について】
記載する内容として、「名前」「住所」「連絡先」「学歴・職歴」「資格・免許」「志望動機」「本人希望」
の欄があるのが一般的です。
また、「得意な科目」「趣味・特技」「得意なスポーツ」などの項目があるタイプは、卒業間もなく職歴が少ない方向けの履歴書になります。
サイズの大きさは、A4(開くとA3)、B5(開くとB4)があります。どちらでも応募可能ですが、一般的に企業内でのファイルや書類はA4サイズが多いため、採用後の履歴書のファイリング等の扱いを考え、これから購入される場合はA4(開くとA3)サイズをおすすめします。
*2020年7月一般用履歴書の様式が変化
長らくJIS(日本産業規格)が定めた様式が標準とされてきましたが、2020年7月に廃止されました。
公正な採用選考を確実にするため、①「性別」②「配偶者の有無」③「配偶者の扶養義務の有無」④「扶養家族数(配偶者は除く)」⑤「通勤時間」の欄がない「厚生労働省様式例」に変わりました。
市販されている履歴書はまだ切り替わっておらず、JIS規格の様式が多いですが、使用しても応募に差し支えありません。どちらを使っても大丈夫です。
上記の①~⑤の欄がない様式を希望される方は、下記よりダウンロードができますのでご利用ください。
厚生労働省様式例(PDF)
kouroushourirekishoA4.pdf
厚生労働省様式例(Excel)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/kouroushourirekishoA4.xls
【パート・アルバイト用について】
一般用と比べると、用紙の大きさは半分のサイズになります。(A4サイズ1枚)
「名前」「住所」「連絡先」の欄はサイズがあまり変わりませんが、「学歴・職歴」「志望動機」のスペースがかなり狭くなり、簡略された内容となります。
また、「勤務時間」「休日」の希望欄があるものが多いのが特徴です。
どういう履歴書を選ぶのが効果的か
正社員・常用パート(就労期間の定めのないパート)→ 一般用の履歴書
応募先は、一緒に長く働ける人材を探しています。
履歴書で、これまでの職歴やスキル・経験から、どのようなことで役に立てるのか・仕事への意欲を伝え、面接につなげる内容にする必要があります。思いをしっかり書くため、志望動機の欄のスペースが大きめの履歴書を選びましょう。
学校を卒業して間がなく職歴がない、または、職歴はあるが短い場合は、学生時代やプライベートの中でアピールができる項目があるものを選ぶとよいでしょう。
例えば、「得意なスポーツ」では、目標を達成するために頑張ったことや忍耐力、「趣味・特技」では興味や人柄、「長所・短所」では自己理解、成長意欲や柔軟性を伝えることができます。
また、このような項目がない一般用の履歴書に、自作の自己PR書を付け一緒に渡すことも効果的です。
単発・短期間のアルバイト→ 一般用またはパート・アルバイト用の履歴書
1日~1か月程度の求人に応募する場合、応募先が知りたいことは、基本情報と最終学歴、職歴の有無、経験した仕事の内容、就労可能な日や時間が明確であることが主だと思われます。
一般用でもパート・アルバイト用でも、どちらを選んでもよいでしょう。
履歴書作成は、選ぶところから始まります。
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