第42回 職場で、わからないことを質問できないあなたへ(1/3)

「先輩・上司がみんな忙しそうで、質問するのが怖い…。」

このようなお悩みを持たれている方、実はかなり多いです。
私たちの相談室に過去に寄せられた相談の中でも、以下のようなものがいくつもありました。

・「前も教えたのに、また聞くの?」と言われそうで怖い。
・他の人が質問したとき、叱られているのを見てしまい、自分も責められるかも…と心配。
・勇気を出して話しかけたのに「今忙しい。後にして」と言われてから、怖くて声をかけられない。
・他に質問している人がいないから、自分だけできない人みたいで恥ずかしい…。
・わからないことが多いし、質問もできないので、自分はこの職場に向いてないのでは…。

わかります…、先輩社員や上司に「すみません!教えてください!」「ちょっといいですか?わからないことがあって」って何度も声かけるの、躊躇しますよね。

でも、質問しづらいことが要因で退職しても、次の職場で同じことをしなければいけないのでは…?
ですから、退職は早まらないで!
もちろんワークサポート三条は、全力で転職の応援をしますが、ときにはご本人の負担になるような転職を止めるのも、私たちの大切な仕事のひとつです。
そんなわけで、「わからないことを質問できない!」のお悩みについて、一緒に考えてみましょう!

質問するのは、全然悪いことじゃない!

まずは「質問するのは悪いことではなく、働く人の当然の権利」と知っておいてください。

新人さんや部下に仕事のやり方を教えるのは、上司や先輩の通常の業務です。
新人さんが新しい仕事を学ぶときは、上司に教えてもらうのが普通で、「わからないことを聞くこと」「聞かれて答えること」のどちらも仕事の一部なのです。
もし、質問しても教えてくれない上司がいたら、その上司が仕事を放棄しているだけで、新人さんが悪いわけではありません。

でも、上司はエスパーではないですよね。新人さんが内心悩んでいても、何も言わないでいたら、「困っていることはなさそうだな」と判断してしまいます。助ける必要がなさそうだと思って、自分の仕事に没頭し、忙しそうに動き始めるかもしれません。そうなったら、ますます聞きづらくなってしまいますね。どんどん質問しにくくなって、その間、新人さんの仕事がストップしてしまいます。
また、「わからないけど、聞けないから、カンでやっちゃおう」と誤ったやり方で進めてしまい、あとで大量のやり直し…といった事態にもつながります。
そうなってしまったら、まわりの人たちに手間をかけて助けてもらうことになり、新人さんはもっともっと気まずい立場になってしまいます。

「わからないことがあります!助けてください!」と早めに発信することは、将来の自分のためであり、まわりの皆さんのためでもあり、ひいては会社のためなのです。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。
質問するときは勇気がいるかもしれませんが、後にもっと困ったことになるのを防げます。

上手に質問するための4つのポイント

前の段落で述べたように、質問するのは全然悪いことではありません。
でも、質問の仕方がよくない場合は、スムーズに意思疎通ができませんので、聞き方を工夫してみるとよいでしょう。
ポイントは以下の4点です。

1.質問するタイミングを予約しよう
2.すぐに聞かなくてもよいものは後回し
3.自分ルール「10分やっても進まなかったら聞く」
4.「いつの、誰の、どこの、何が、どのように、なぜ」

次回以降、これらのポイントについて解説します!

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