第26回 コーヒー豆のハンドピック業務を体験してきました!

コーヒー豆のハンドピック業務を体験してきました!

三条市に「BYSN SANJO ROASTERY(バイセン サンジョウ ロースタリー:以下BYSN)」
が開設されました。

コーヒー豆の加工・製造 #BYSN(バイセン)は、三条市と、障害者雇用支援の株式会社スタート
ライン、そして実際の雇用主となる各企業の3者による協力事業です。
事業の概要についてはこちらの記事をどうぞ。

実際の作業では、障害者3名+リーダー役の健常者1名の4人1チームで、コーヒー豆のハンドピッ
ク、焙煎、パッキングを行います。今回はその作業工程を一通り体験させてもらいました!


これが焙煎・分別前の生のコーヒー豆。青くさい草のような香りがします。
ここから見本にそって、欠点豆と言われる、味や見た目に影響を及ぼす短所がある豆を手作業で除いてゆきます。


シートの上に生の豆を適量出して、3列に分けて、1粒1粒、割れや穴や変色がないか目視確認します。


ハンドピック(手作業による除去)で欠点豆を取り除いた生豆を、焙煎機に投入して、10分ほど煎ります。


この焙煎機は、やけどしないように、かつ、操作が簡単なように特注で作られているオリジナルデザインだそうです。
他の焙煎所では使っていないレアなプロ仕様とのこと。

焙煎している間に社内を見学させてもらいました。


こちらは、働いているみなさんが昼食を取ったりお茶を飲んだりする休憩所。


こちらは、運営会社のスタッフさんが待機している事務室です。
事務室の扉がガラス戸なのは、何か困ったことがあったときに事務所を訪れて相談しやすいようにという配慮だと思います。細かいですが、こういう気遣いで働きやすさは格段に変わるんですよねー。


こちらは、現在実際に勤務している方々が使っているスケジュールです。
時間ごとにやることと行う場所が明確になっていて、迷うことなく作業に集中できそうですね。


焙煎が終了したので、電動コーヒーミルに豆を入れて粉砕します。


20g量り取り、漏斗をうまく使って不織布バッグに全量詰め、シーラーで熱を加えてバッグの口を閉じます。


ドリップバッグができました!


個包装のアルミ袋と、そこに貼るラベルの説明を受けているところです。
スタッフさんが持っているのは、曲がらず、決まった場所にラベルを貼るための手作りのガイドツール。こういうのがあるのとないのでは作業のやりやすさが全然違うんですよね。


完成!
個包装にしたパックはお土産に持ち帰れるとのことで、ありがたくいただきました。


そして煎りたて・挽きたてのコーヒーの味見タイム。
口の細いやかんから、ゆっくりとコーヒーの粉にお湯を注ぐと、ふくよかで大人っぽい香りがお部屋に広がります。これが挽きたての香りか~!


普段コーヒーを飲まない私にも味の違いが分かります。おいしい!


とても爽やかなスタッフの近藤さんと板垣さんが案内してくれました。
作業は最初かなり判断が難しかったですが、スタッフさんが見回って声をかけてくださったので安心して進めることができそうだな、と感じました。

BYSN事業を採用したさまざまな企業が、BYSN SANJO ROASTERYで働いてくれる方々を募集中です。
現在も、ハローワークに複数の求人が掲載されていますので、障害者求人をお探しの方も、障害者支援に関わった経験を活かしたい方や、興味のある方も、ぜひチェックしてみてくださいね!

取材日:2022/11/26

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