第17回 採用担当者に聞いた「こんな応募者が好印象」

ワークサポート三条の2019年の調査で、数社の採用担当者の方から話を聞きました。

「就活の正解」は、会社の数だけ、人の数だけありますので、「こうすれば絶対好印象!」とは言えないのですが、多くの会社で共通しそうな意見をピックアップしてみました。

●「私たちに『ちゃんと伝えよう』という姿勢が見える人」(製造業 Tさん)

「せっかく面接をしているのに、ゴニョゴニョと何を言っているかわからないのは困ります。ハキハキ話してくれると、印象が良いですね」と、工場を運営する社長のTさん。
最近採用した社員さんは、面接時、話が上手というわけではないけれど、一生懸命答えようとしているところが好印象だったそうです。
確かに、面接は、お互いをよく知る機会です。その機会で、自分のことを伝えられないのは、チャンスを逃すことになりますね。

●「『○○のおかげで』『○○に支えられて』と言える人は良い」(金融保険業 Aさん)

謙虚な姿勢はどの業界でも好印象です。
実際、仕事をするにあたって「まわりの力は借りず自分だけの力でなしとげる」ということはほぼありえません。
「自分だけで成果を上げている」というような言動をしてしまうと、採用担当者に「この人は、まわりの人が助けてくれても気がつかないタイプだな」「感謝できない人」と受け取られてしまいます。
その点、「助けてくれた部下たちのおかげです」「根気強く教えてくれる上司に支えられてやりとげました」と、他人への感謝やねぎらいを表明できる人は、入社してからも、まわりに気づかいができる人だろうと、良い予想を引き出せます。

●「『もっと美味しい料理を知りたい、うまくなりたい、食べることが好き!』という人はうまくいく」(サービス業 Yさん)

Yさんの会社は飲食店なので、上記のような人を「向上心がある」と評価するそうです。
どの業種でも、取り扱っている商品やサービスに興味があって、「もっと知りたい、上手に扱えるようになりたい」と思っている人は、会社にとって魅力ある人材に見えます。
たとえば、販売業なら、「扱っている商品についてもっとよく知りたい」「いい商品をより多くの人に使ってほしい」、介護施設に応募しているなら、「介護の技術をもっと身につけたい」「現場での経験を積み、研鑽したい」などといった気持ちを伝えると、好印象でしょう。
ただし、中途採用の方が「何も知らないので、貴社で教えてもらって一人前になりたい」という姿勢だと、会社に貢献せず、自分が成長するメリットだけを求めているように受け取られますので、要注意です。「△△は初心者なので教えてもらいますが、○○の面では即戦力になれると思います」などと伝えるとよりGOODです。

●「過去に本気で取り組んで達成したことを、熱心に話してくれたら、すごく心に響く」(卸売業 Nさん)

過去に面接した中で、Nさんの印象に残っているのは、趣味の分野で海外の大会に出たことのある方だそうです。仕事とは直接関係ないジャンルのことだったのですが、専門知識をわかりやすく話してくれたのがとてもおもしろくて、良いなと感じたと話してくれました。
面接や応募書類は、仕事に直結した内容にすることが基本ですが、業務経験が浅い方や、仕事以外の特技や特殊な経験をお持ちの方は、こういったプライベートの話でアピールできる場合があります。採用担当者から見れば、たとえ業務外の経験であっても、その人の「物事に対する取り組み姿勢」を判断する材料になるのです。


以上、実際に採用に携わる担当者や経営者の生の声でした。
参考になりましたか?

自分自身のどういう面を強調したら好印象になるのか、どのような要素を積極的に伝えると他人から好ましく思われるのか、どんな態度だとより印象が良いのかは、自分ではわかりにくいものです。
自己分析と、好印象な受け答えの練習は、ぜひワークサポート三条へご用命ください。
個室でじっくり(1回約30~50分間、回数制限なし)相談ができますので、どうぞご利用ください。

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